
写真や動画を撮っていると、途中で必ず「光を自分で作りたい」と思う瞬間がきます。
自然光だけでもきれいに撮れます。でも、天気や時間に左右されます。部屋で物撮りをしたいとき、夜にポートレートを撮りたいとき、背景に少し色を足したいとき、自然光だけではどうしても限界があります。
そこで今回、僕はNANLITEのPavoTube II 30Cを2本購入しました。
先に結論から言うと、PavoTube II 30Cは「写真を撮る」というより「光で雰囲気を作る」ためのライトです。
普通のLEDライトのように被写体を明るくするだけでなく、人物の横に置いて輪郭を出したり、背景に色を入れたり、物撮りに立体感を出したりできます。しかもチューブ型なので、写真の中にライト自体を写し込んでも絵になります。
この記事では、PavoTube II 30Cを2本買った理由、1本と2本で何が違うのか、初心者が撮影用ライトを選ぶときに見るべきポイントをまとめます。
結論:PavoTube II 30Cは「明るさ」より「表現の幅」で選ぶライト
PavoTube II 30Cは、ただ明るくするためだけのライトではありません。
もちろん被写体を照らすこともできますが、本当に面白いのは、写真や動画の雰囲気を変えられることです。
たとえば、次のような使い方ができます。
- ポートレートで顔にやわらかい光を当てる
- 背景に青やオレンジの色を入れる
- 髪や肩の輪郭だけを光らせる
- 物撮りで商品の横に光のラインを作る
- 動画撮影で部屋の雰囲気を作る
- ライトそのものを画面内に入れてアクセントにする
普通のライトは「被写体を明るくする道具」という印象が強いですが、PavoTube II 30Cは「画作りを変える道具」に近いです。
だから、撮影に少し慣れてきて「自然光だけだと物足りない」「自分の写真に雰囲気を足したい」と思っている人に向いています。
PavoTube II 30Cの基本スペック
まずは、PavoTube II 30Cの主な仕様を整理します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | NANLITE PavoTube II 30C |
| ライトタイプ | RGBWW LEDチューブライト |
| 長さ | 約117cm |
| 色温度 | 2700K〜7500K |
| 演色性 | CRI平均97、TLCI平均98 |
| 調光 | 0〜100% |
| バッテリー | 内蔵バッテリー対応 |
| 最大出力時の駆動時間 | 約2時間半前後 |
| 重量 | 約1.4kg前後 |
| 電源 | バッテリー / AC電源 |
| 操作 | 本体操作、アプリ操作など |
初心者向けに言うと、大事なのは次の4つです。
- 色を自由に変えられる
- 肌色が不自然になりにくい
- バッテリーで使える
- 1本が長いので光の面を作りやすい
特にポートレートや物撮りでは、肌や商品の色が変に見えないことが大事です。PavoTube II 30Cは演色性が高いので、色の再現性を重視したい撮影にも使いやすいです。
なぜ2本買ったのか
PavoTube II 30Cは1本でも使えます。
でも、2本あると撮影の自由度がかなり上がります。
1本だけだと、できることは主に「片側から照らす」「背景に色を入れる」のどちらかになりがちです。2本あると、メインの光と背景の色、または左右の色違い、前後の立体感を作れるようになります。
| 本数 | できること | 向いている撮影 |
|---|---|---|
| 1本 | 片側から照らす、背景に色を足す | 物撮り、簡単な動画、雰囲気作り |
| 2本 | メイン光+補助光、左右色違い、背景+輪郭光 | ポートレート、動画、作品撮り |
2本あると、たとえば次のような撮り方ができます。
- 1本を白い光で顔に当てる
- もう1本を背景に青く当てる
- 左右に置いて色を変える
- 1本を被写体の後ろに置いて輪郭を出す
- 2本を画面内に入れて近未来っぽい雰囲気を作る
正直、ライトは1本だと「もう少し何か足したい」と感じる場面があります。2本あると、光で遊べる範囲が一気に広がります。
どんな撮影に向いている?

PavoTube II 30Cは、特に次の撮影に向いています。
- ポートレート撮影
- 物撮り
- YouTubeやVlog撮影
- 商品レビュー動画
- 夜の室内撮影
- 背景演出
- SNS用の雰囲気写真
- カメラやレンズのブツ撮り
逆に、運動会や野鳥、日中の屋外スナップのように、被写体まで距離がある撮影には向いていません。
ライトは近くに置けるほど効果が出ます。人物や商品、部屋の背景のように、ライトを近くに置ける撮影で強いです。
ポートレートでの使い方
ポートレートでPavoTube II 30Cを使うなら、最初は難しく考えなくて大丈夫です。
まずは、被写体の斜め前に1本置いて、顔にやわらかく光を当てるだけでも写真が変わります。
おすすめの使い方は次の通りです。
| 置き方 | 効果 | 初心者へのおすすめ度 |
|---|---|---|
| 斜め前45度 | 顔に立体感が出る | 高い |
| 真横 | 影が出てかっこいい雰囲気 | 中 |
| 後ろ | 髪や肩の輪郭が光る | 高い |
| 背景側 | 背景に色が入る | 高い |
| 画面内に写す | サイバー感、映像っぽさ | 中 |
最初におすすめなのは、1本を斜め前、もう1本を後ろか背景に置く方法です。
これだけで、顔が暗くならず、背景にも雰囲気が出ます。
自然光ポートレートの基本を先に押さえておくと、ライトの置き方も理解しやすくなります。
物撮りでの使い方
PavoTube II 30Cは物撮りにも使いやすいです。
特に、カメラ、レンズ、ガジェット、香水、時計のような被写体と相性がいいです。チューブ型の光なので、商品の横に細いハイライトを入れやすく、写真に立体感が出ます。
物撮りで使うなら、次のパターンが分かりやすいです。
- 商品の斜め前から白い光を当てる
- 背景に色を入れて雰囲気を作る
- 商品の横にライトを置いて反射を作る
- 黒い背景に青や赤の光を入れる
- レンズの側面に細い光を入れる
実際、カメラ機材の写真を撮るなら、PavoTubeのようなチューブライトはかなり使いやすいと思います。
普通の丸いライトだと光が広がりすぎることがありますが、チューブ型だとライン状の光を作りやすいです。レンズやボディのエッジに光が入ると、写真が一気に締まります。
動画撮影での使い方
動画では、PavoTube II 30Cの良さがさらに分かりやすいです。
背景に1本置くだけで、部屋の雰囲気が変わります。白い壁に青やオレンジを当てるだけでも、ただの室内が撮影空間っぽく見えます。
動画でおすすめの使い方は次の通りです。
- 顔用のメインライトとして使う
- 背景の壁に色を入れる
- 机の後ろに置いて奥行きを出す
- 商品レビューの背景に置く
- Vlogの夜撮影で雰囲気を作る
2本あると、1本を人物用、もう1本を背景用にできます。
これがかなり便利です。1本だけだと、顔を照らすか背景を演出するかで迷います。2本なら両方できます。
初心者が最初に試すべき設定
最初は、派手な色よりも白い光から試すのがおすすめです。
いきなり赤や青を強く入れると、雰囲気は出ますが、肌色が不自然になりやすいです。
まずは次の設定から始めると失敗しにくいです。
| 用途 | 色温度・色 | 明るさ | 置き方 |
|---|---|---|---|
| 人物を自然に撮る | 5000K前後 | 20〜50% | 斜め前 |
| 暖かい雰囲気 | 3200K前後 | 20〜40% | 横または背景 |
| クールな雰囲気 | 青系 | 10〜30% | 背景側 |
| 物撮り | 5000K〜5600K | 30〜70% | 横から |
| 動画背景 | 好きな色 | 10〜30% | 壁に向ける |
初心者のうちは、明るさを上げすぎない方が扱いやすいです。
ライトが強すぎると、顔のテカリや影が目立ちます。まずは弱めに当てて、少しずつ足していくのが安全です。
PavoTube II 30Cの良いところ

実際にこのライトを選んだ理由は、次の通りです。
- 1本が長く、光の面を作りやすい
- RGBで色を自由に変えられる
- 肌や商品の色が崩れにくい
- バッテリー内蔵で場所を選びにくい
- 写真にも動画にも使える
- 2本あると演出の幅が広い
- ライト自体を写してもかっこいい
特に、写真と動画の両方をやりたい人には使いやすいです。
ストロボは写真には強いですが、動画では使えません。PavoTubeのようなLEDライトなら、写真でも動画でも同じ光を見ながら撮れます。
初心者にとって「見たまま撮れる」というのはかなり大きいです。
正直ここは微妙
もちろん、PavoTube II 30Cにもデメリットはあります。
正直に言うと、気軽なライトとしては大きいです。
- 約117cmあるので持ち運びには気を使う
- 1本約1.4kg前後で、2本だとそれなりに重い
- ライトスタンドや固定方法を考える必要がある
- 狭い部屋では置き場所に困ることがある
- 屋外で使うなら風対策が必要
- 価格的にも「とりあえず」で買うには少し勇気がいる
特に2本運用では、ライト本体だけでなく、スタンドやケースも含めて荷物が増えます。
旅行先に気軽に持っていくライトというより、自宅、スタジオ、車移動、作品撮りで使うライトという印象です。
一人旅の荷物としては少し大きいので、旅行撮影では三脚やレンズとのバランスも考えたいところです。
1本でいい人・2本買うべき人
PavoTube II 30Cは、最初から全員が2本必要というわけではありません。
| タイプ | おすすめ本数 | 理由 |
|---|---|---|
| まず物撮りを試したい | 1本 | 商品の横や背景に使える |
| 部屋の動画背景を作りたい | 1本 | 壁に色を入れるだけで変わる |
| ポートレートを撮りたい | 2本 | 顔用と背景用に分けられる |
| 写真も動画も本格的にやりたい | 2本 | ライティングの幅が広がる |
| 荷物を増やしたくない | 1本 | 2本は運搬が少し大変 |
僕が2本にした理由は、ポートレートと物撮りの両方で使いたかったからです。
1本だと、どうしても「顔を照らすか」「背景を作るか」で迷います。2本あると、主役と背景を分けて考えられるので、撮影がかなり楽になります。
他のライトと比べるとどう?
撮影用ライトには、チューブライト以外にもいろいろあります。
| ライトの種類 | メリット | デメリット | 向いている撮影 |
|---|---|---|---|
| チューブライト | 写し込める、色演出が得意、細長い光が作れる | 持ち運びが大きい | ポートレート、物撮り、動画 |
| パネルライト | 面で照らしやすい、扱いやすい | 写し込むと機材感が出やすい | 動画、物撮り、配信 |
| ストロボ | 瞬間的に強い光が出せる | 動画では使えない、初心者には難しい | 写真、ポートレート |
| 小型RGBライト | 軽い、持ち運びやすい | 光量や面積に限界がある | 旅行、アクセントライト |
PavoTube II 30Cは、チューブライトならではの「見せるライト」としての使いやすさがあります。
ただ、顔をふんわり明るくするだけなら、パネルライトの方が扱いやすい場面もあります。逆に、背景に色を入れたり、写真の中にライトを入れたりしたいなら、チューブライトが強いです。
一緒に買うと便利なもの
PavoTube II 30Cを使うなら、ライト本体だけでなく固定方法も考えておくと安心です。
あると便利なのは次のアイテムです。
- ライトスタンド
- クランプ
- 三脚
- 延長コード
- サンドバッグ
- ディフューザー代わりの白布
- 収納ケース
特にライトスタンドはかなり大事です。
手持ちでも使えますが、撮影中に毎回誰かが持つのは大変です。安定して置けるスタンドがあると、構図と光を落ち着いて作れます。
三脚選びについては、こちらの記事でもまとめています。
初心者がやりがちな失敗
ライトを買ったばかりの頃にやりがちな失敗もあります。
- 明るくしすぎる
- 色を派手にしすぎる
- 被写体に近づけすぎてテカる
- 背景と顔の色がケンカする
- ライトの置き場所ばかり見て、表情を見なくなる
- 固定が甘くて倒れそうになる
最初は、派手な色よりも自然な白い光から始めるのがおすすめです。
そのあと、背景に少しだけ青やオレンジを足す。これくらいが一番失敗しにくいです。
ライトは「足し算」ですが、足しすぎると写真がうるさくなります。最初は控えめくらいがちょうどいいです。
結局、PavoTube II 30Cは誰におすすめ?
PavoTube II 30Cは、次の人におすすめです。
- ポートレートに雰囲気を足したい
- 物撮りをかっこよく撮りたい
- 写真だけでなく動画も撮りたい
- 背景に色を入れたい
- ライト自体を写し込んだ写真を撮りたい
- 自宅や室内で撮影環境を作りたい
- 2本使って作品っぽい光を作りたい
逆に、次の人には少し大げさかもしれません。
- 旅行先に軽く持っていきたい
- 日中のスナップだけ撮りたい
- とにかく小さいライトが欲しい
- 机の上だけで完結する小物撮影が中心
- まず安くライトを試したい
PavoTube II 30Cは、気軽なポケットライトではありません。でも、撮影の表現を広げたい人にはかなり楽しいライトです。
よくある不安と回答
初心者でもPavoTube II 30Cは使えますか?
使えます。
ただし、最初から派手な色を使いすぎると難しく感じると思います。まずは白い光で人物や物を照らし、慣れてきたら背景に色を足すのがおすすめです。
1本だけでも十分ですか?
物撮りや背景演出なら1本でも十分楽しめます。
ただ、ポートレートや動画で「顔も照らしたいし背景も作りたい」となると、2本ある方がかなり便利です。
写真だけでも買う意味はありますか?
あります。
特に物撮りやポートレートでは、光を見ながら調整できるのが便利です。ストロボのように撮ってから確認するのではなく、目で見た光をそのまま写真に反映しやすいです。
外でも使えますか?
使えますが、風と固定には注意が必要です。
PavoTube II 30Cは長さがあるので、屋外では風を受けやすいです。ライトスタンドを使う場合は、サンドバッグなどで倒れないようにした方が安心です。
PavoTube II 30Cは旅行向きですか?
旅行用としては少し大きいです。
作品撮り目的の旅行ならありですが、観光メインの一人旅に気軽に持っていくサイズではありません。旅行では小型RGBライトの方が現実的な場面もあります。
まとめ:PavoTube II 30Cは、写真と動画の雰囲気を変えるライト
NANLITE PavoTube II 30Cは、ただ明るくするためのライトではありません。
人物の輪郭を出す、背景に色を入れる、物撮りに立体感を出す、動画の空間を作る。そういう「雰囲気作り」に強いライトです。
1本でも使えますが、2本あると一気にできることが増えます。
- 1本は人物や商品を照らす
- もう1本は背景や輪郭を作る
この使い分けができるだけで、写真も動画もかなり変わります。
僕が2本購入した理由は、まさにここです。自然光だけでは作れない雰囲気を、自分でコントロールしたかったからです。
撮影用ライトを探していて、写真も動画も楽しみたい。ポートレートや物撮りを少し作品っぽくしたい。そういう人にとって、PavoTube II 30Cはかなり面白い選択肢になると思います。
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参考情報
- NANLITE JAPAN PavoTube II 30C 製品ページ
- Nanlite PavoTube II 30C 4-Foot RGBWW LED Tube Light 製品ページ

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